自燃性
稲盛和夫著はその著書「生き方」のなかで次のように述べています。
物事をなすには、自ら燃えることのできる「自然性」の人間でなくてはなりません。
私は、このことを「自ら燃える」と表現しています。
ものには3つのタイプがあります。
①火を近づけると燃え上がる可燃性のもの
②火を近づけても燃えない不燃性のもの
③自分で勝手に燃え上がる自燃性のもの
人間のタイプも同じで、周囲から何も言われなくても自らカッカと燃え上がる人間がいる一方で、周りからエネルギーを与えられてもニヒルというかクールというか、冷め切った態度を崩さず、少し真燃え上がらない不燃性の人間もいます。能力は持っているのに、熱意や情熱に乏しい人といってもいいでしょう。こういうタイプはせっかくの能力を生かせずに終わることが多いものです。
組織的に見ても、不燃性の人間は好ましいものではありません。自分だけが氷みたいに冷たいだけならともかく、時にその冷たさが周囲の熱まで奪ってしまうことがあるからです。
ですから私は、よく部下に言ったものです。
「不燃性の人間は、会社にいてもらわなくて結構だ。君たちは自ら燃える自然性の人間であってほしい。少なくとも、燃えている人間に近づけば、いっしょに燃え上がってくれる可能性の人間であってもらいたい。」
云々・・・・・・・
先にこのブログで書いた水五訓の最初の三訓と同じことを言っているように思います。
一つ、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一つ、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一つ、常に己の進路を求めて止まらざるは水なり
表現は違うにしろ真理は同じように思います。

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